2023年11月25日
第2子誕生
9月中旬に第2子が誕生しました。
取り敢えず保育園に入れるまではまた育休します。
新生児育児は経験済みとはいえ、第1子と同時に育児します。
それに第1子と第2子は別の人間なので、もちろん第1子の時と同じようにはいかない事も多々あります。
第2子の出産、育児を以下で軽くまとめます。
出産
第1子の時の産院は満足していたけれど、引っ越して遠くなってしまったので、別の産院にしました。
今回も計画無痛分娩が出来る産院を選びました。
前回は3週間早く産まれたので、今回は出産予定日の3週間前に計画無痛分娩をする事にしました。
その結果、計画通りの日程で出産でき、配偶者の出産の痛みもかなり少なく済んだようです。
今回は初めて出産に立ち会い、貴重な経験が出来ました。
安産で良かったです。
第1子を産んだ時より明らかに配偶者のダメージが少ないようで、その日の内に少し歩けたりして安心しました。
出産費用
入院中の諸々含めて160万円くらいでした。
出産一時金が50万円出るので、支払いからその分を引いて、110万円が自費になります。
一般的な金額よりは高いと思いますが、配偶者が満足していたので良かったです。
退院後
幸い第1子も第2子も健康でいてくれて、育児において特別な事が必要にはなっていないです。
その為、第2子は基本的には第1子の時と同じように育てれば良く、第1子の時に試行錯誤した事の多くが生きています。
(第1子が新生児の時はオムツを替える事や、抱っこすら慣れていないし、消耗品もどれが使い易いか分からず色々買ったり、やってみないと分からない事だらけでした。)
とはいえ、第2子は母乳やミルクの吐き戻しが多くて窒息が怖かったり、ミルクを飲む時間間隔や量が安定しなかったり、何でも第1子の時と同じという訳にはいかなかったです。
それより最も大変なのは、当たり前ですが、第1子と第2子の同時に育てなければならない点であり、休憩時間や自由時間はなかなか取れません。
今回は配偶者が退院直後でも多少は動けたので、非常に助かりました。
もしも、第1子と第2子の出産のダメージが逆で、第1子の時にダメージが軽かったら、僕は育児を舐めたり、準備不足になったかも知れず、その上第2子の時にダメージが重かったら、2人の育児のほとんどを自分でやる必要がありますが、それが出来たか自信が無いです。
終わりに
幸運にも母子ともに健康で、僕は育休を取って育児に専念する事が出来、とても幸福な時間を過ごせています。
これからもしっかり育児をしていきたいです。
2023年01月09日
2022年振り返り
既に2023年になっていますが、昨年の振り返りを。
昨年は4月まで育児休業していて、4月からは保育園が始まり、仕事に復帰しました。
子の成長が本当に楽しかったです。
また、育児は全然楽にならない事も分かりました。
仕事は大した事出来ない間に昨年は終わってしまいました。
趣味に関しては、世界コンピュータ将棋選手権に参加し続けていて、10回参加した事を表彰して頂きました。
ここ数年は将棋プログラムはろくに開発していないのもあり、次回は遂に不参加になる予定です。
他の趣味として、ずっとスプラトゥーン2をやっていたのですが、スプラトゥーン3が発売され、私もしばらくスプラ3を遊んで良いゲームだと思いつつも、なんだかやり切った達成感があり、スプラ2もスプラ3もやらなくなってしまいました。
スプラ3が発売されてなかったらずっとスプラ2をやっている気がしますから、なかなか自分も面倒な性格をしています。
競技プログラミングも一時期楽しくやっていましたが、昨年は全く参加出来なかったです。
育児しているとどんどん1人で集中するような趣味は無くなっていくように感じます。
プログラミングなんかはずっと好きなんですけどね。
昨年は住宅も買いましたし、人生が自分でも驚くほど守りに入っているように感じます。
それだけ家族が大切とも言えるのですが、もう少し自分の興味ベースで行動しないと、今後社会に何も残せないかも知れません。
次に人との関係について。
親戚との関係はより良く深くなったように思います。
主に会うのは配偶者側の親戚で、一緒に遊んだり育児を助けて頂いたり。
また、大阪に住む私の親とも昨年の夏辺りから毎週のようにビデオ通話するようになりました。
親は孫に会いたいのにコロナ禍かつ遠くてなかなか会えないのですから、ビデオ通話くらいもっと前から頻繁にすべきでした。
友人との関係については、古くからの関係を大切に維持する事もろくに出来ず、新たに広げる事も殆ど無いままだったように思います。
コロナ禍以降どうすれば良いかよく分からない事になってしまってそのままです。
ですが、最近思うのですが、親との関係と同じで、要は自分から頻繁に連絡するかどうかだけの問題なんじゃないかなと。
急に連絡するなんてなかなか難しいように感じますが、今後は少しずつやっていけたら良いなと思います。
2023年01月08日
自宅を買いました
昔はお家を買う気は全く無かったんですが、人生分からないもので、2022年後半に住宅を買いました。
買った理由
- 近くに住んでいて地域の住み易さを感じる
- 保育園を親子共に気に入っているので変えたくなかった
- 子の為には親都合の引っ越しに伴う転校は避けたいので、長く住めそうな環境にしたかった
- 育児をする上で自宅以外で働く事が考えられず、自分の部屋があっても良いと思った
- 賃貸のまま、近所で1部屋増やすと家賃が高過ぎる
- 配偶者は将来的に猫を飼いたいが、旧居はペット不可
- 旧居の近くで、駅から遠くなく、買い物もし易い位置にあった
などが理由です。
住宅選びに関して
2022年末辺りから近所の住宅をスーモ等で調べ、気になる住宅は内見させて頂きました。
集合住宅・戸建・中古・新築も最初は決めていませんでした。
最初に数件内見させて頂いたお陰で、私と配偶者の中で具体的な要望が決まってきた気がします。
特に購入を急いでいなかったのもあり、その後はたまにアプリで情報見るくらいになっていました。
結局具体的な生活を想像すると立地がかなり重要で、たまたま良い場所に見つかったので、夫婦ともにあっさりそこに決めました。
契約時点でまだ家は建っていなかったので、建売ではありますが、ある程度間取りを変更したり、
キッチン等にオプションで設備を変えたり出来たのは良かったです。
住んでみた感想
ようやく引っ越してから慌ただしかった生活も落ち着いてきました。
設備が使い易いです。
周辺のお店や駅などへのアクセスも良く、生活し易いです。
ご近所の方々は優しくて色々とお話をしてくれて良かったです。
自室が出来たのですが、まだ購入した机が届いていないので、ただの物置になっています。
旧居では食事のテーブルで仕事をしていたので、デスクトップPCやモニターなど場所を取る物は買わなかったのですが、選択肢が増えました。
今後は自室で生産性を上げていきたいと思います。
住宅ローンは団信があるので私が死んでもローンがチャラになるのは凄いです。
リビングから階段まで扉が無く、エアコンを付けても暖かい空気がどんどん逃げていくので、冬と夏の室温への対策が課題です。
ですがおおかね満足しています。
2022年07月18日
1年の育児休業を終えて
2022年の4月初旬に1年の育児休業を終えました。
ブログを書く時間が取れずに期間が空いてしまったので、育児休業の感想に加えて4月から通い出した保育園の事も少し書きます。
取り敢えず感想
結構自分では頑張ったと思います。
配偶者にも愛想を尽かされずに済みました。
子と配偶者と毎日多くの時間を過ごして、育休は最高の時間だったと思いました。
1才まで育児休業をして本当に良かったです。
子の成長
あまり病気にもならず、これまで育ってくれて良かったです。
「育休生活3ヶ月目4ヶ月目」 で言及したように、母乳以外飲まなくなった事で、僕は抱っこしてもミルクをあげても何をやっても泣き止ませられなくなってきたのですが、生後半年辺りから離乳食を与えはじめると、その後は徐々にミルクも飲むようになってくれて、僕一人での子守がやりやすくなって助かりました。
引っ越し
住んでた賃貸の部屋がもとから広くなく、子に必要なものを買っていくと余計に狭くなって配偶者にとってかなりストレスになるようなので、9月にちょうど賃貸の更新のタイミングで引っ越しました。
東京都内の別の区に引っ越したのですが、引っ越しが保育園定員オーバーの際の優先順位に影響してきます。
保育園
入園まで
まず、どういった保育施設があるかや、申込み方法などについて、あまり詳しくない場合はお住まいの自治体の保育相談サービスで個別に教えて貰うのが良いと思います。
自治体のWebサイトで保育相談サービスについて調べれば、予約が必要かも分かると思います。(大抵予約は必要だと思います。)
いくつかの自治体では「保育コンシェルジュ」と呼ばれているようです。
私も教えて頂き、保育園定員オーバーの際の優先順位のルールなどはとても勉強になりました。
フルタイム労働か、親は一人か、既に兄弟姉妹が認可保育園に通っているか、などで点数が決まります。
点数が多いほど保育園に優先的に入ることが出来ます。
労働に関しては在宅勤務か、会社員、自営業かなどは無関係である事も教えて頂きました。
自営業に関しては労働時間は自己申告なのですが、フルタイム労働であるかどうかが多くの保育園の点数のボーダーになるので、
記載を間違わないようにと念押しされました。
同じ点数であれば、自治体ごとに違いがあるらしいのですが、私のいる区では、この自治体に最後に転入した時点からの居住年数が長い方が優先されるという事でした。
9月に別の区から引っ越してきた事で、同じ点数の中ではかなり不利になる事を知りました。
その為、実際に保育園に申し込む際には、立地や昨年のボーダーの点数を考慮して入り易そうな保育園もいくつか書く事を意識しました。
保育園は、4月1日の時点で0才であれば、その年度は0才児クラスになります。
その為、最初の入園の時期次第では2年連続で0才児クラスになる事もあります。
4月から保育園に入ろうとすると、その前年の12月初旬に申し込み締め切りがあり、10月下旬から近所の複数の保育園に連絡して見学させてもらいました。
0才児クラスは1才児クラスに比べると入り易いです。1才児クラスは基本的に前年に0才児クラスに入ったお子達がそのままいるので、空きが少ない為です。
0才児クラスに入園を希望する場合、うちは4月生まれで保育園見学も余裕を持って出来ましたが、生まれる時期によっては、妊娠中から保育園の手続きを進めなくてはならないので注意が必要です。
保育園見学はいくつかは配偶者と子と一緒に行き、残りは子と僕で見学に行き、配偶者には休んでいてもらいました。
コロナの影響で見学は子と保護者1人までという制限がある場合もありました。
見学した限り保育園ごとに色々と違いはありますが、幸いにも特に問題がありそうな保育園は無かったので、実際に複数の保育園に申し込む際に不安は少なかったです。
多くの保育園に見学に行けて良かったです。
入園後
入園直後は慣らし保育で、最初は保育園に1時間程度預けるだけで終わりです。子の保育園への慣れに応じてだんだん預ける時間は伸びていきますが、慣らし保育が終わる時期は個人差が大きく、長いと1ヶ月以上掛かります。
実際に僕の子は1ヶ月以上掛かりました。
4月初旬生まれなので、4月初旬に育児休業は終わり、そこから仕事に復帰しましたが、慣らし保育期間はほとんど働けないので、有給休暇を使いました。
育児休業を1才までやってその月に保育園に通い始めるという場合でないなら、復職の期限は保育園に入園した月の翌月の1日なので、期限ギリギリに復職するのが無難だと思います。
慣らし保育が終わり、仕事をするようになっても、大抵どの子も最初は体調をよく崩して、その度に数日間は自宅保育となるので、有給休暇はどんどん無くなり、いくらあっても足りないと感じます。
一応、有給休暇以外にも、小学校に就学する前の子を養育する労働者には「子の看護休暇」という物があります。
子の看護休暇は以下のようなものです。
- 子が1人であれば1年に5日まで、2人以上であれば10日まであります。
- 1時間単位で取得可能です。
- 有給休暇と違い、事業主は時季変更権を行使できません。
- 欠勤にはならず、従業員に対し解雇その他不利益な取扱いをしてはいけない決まりになっています。
- ただし、有給か無休かは就業規則によります。
有給休暇が足りない時に使うと良いです。
有給休暇について
「育児楽し過ぎるので1年間育児休業します」で、育児休業前に有給休暇を消化したと書きましたが、この時書かなかった事で知っておいて欲しい事があります。それは「育児休業中にも有給休暇は付与される」という事です。
有給休暇は繰り越して2年分まで保持出来る事が多いと思いますが、1年間育児休業する場合は、1年間のどこかで新たに有給休暇が付与される事になるので、復帰直後に有給休暇が無くて困るという事は無いです。
育児休業中に有給休暇の繰り越し分が消えてしまうと単純に損ですし、沢山余っているなら出産予定日の前から有給休暇消化に入るのも良いと思います。
(出産日は予定通りにならない場合も多い事には気を付けて頂きたいですが。)
買ったもの
服などの必須のもの以外の買い物をいくつか紹介します。
POLBAN ADVANCE
ヒップシートというものです。抱っこをする人の腰の位置に赤ちゃんを座らせる事が出来るので、抱っこが楽になります。
抱っこ紐はしっかり赤ちゃんを固定するのに対して、ヒップシートは固定しないで使えるので、手で支える必要はありますが、頻繁に抱っこしたり降ろしたりを繰り返すような時に便利です。
最近は子がのけぞった時の力が強くて落としそうになるので、何も使わずに両手でしっかり抱っこするか、抱っこ紐を使う事が多くなりました。が10ヶ月くらいまではとても重宝しました。
キャリフリー チェアベルト
離乳食を与える際に赤ちゃんを固定する為のベルトです。
赤ちゃんを固定するベルトが無いようなベビーチェアでも、これを使う事で固定する事が出来ます。
また、膝の上に赤ちゃんを乗せて離乳食を与える時には、大人の腰に装着して赤ちゃんを固定する事で、両手で離乳食を与える事が出来ます。
普段はベビーチェアに付けて使っており、外出用と合わせて2セット買って使っています。
安いし場所を取らないのでとても良い買い物でした。
Cubo Ai
赤ちゃん用の監視カメラです。スマホにアプリを入れると、外からでも様子が分かります。
寝ている顔に物が被さった時や泣いている時などにスマホに通知させる事も出来ます。
配偶者が常に子の様子を誰かが見ているかカメラで見られる状態じゃないと不安だという事で導入しました。
私はあまり必要と思っていないですが、配偶者の不安がある程度減るので良かったです。
顔に物が被さったかどうかの判定はあまり賢くないです。
過去24時間分は見返して、必要であれば切り出して保存する事が出来るので、何時に起きたかを映像で確認したり、初めて立った瞬間の映像を後から切り出したりなどの使い方で活躍しています。
アプリ
ぴよログ
「育児楽し過ぎるので1年間育児休業します」 でも紹介した「ぴよログ」は毎日使っています。配偶者にわざわざ何をしたか伝えなくても、食事を与えたか、いつオムツを替えたか、昼寝は何分したかが互いに分かるので、スムーズに育児が出来ます。
ぴよログ予防接種
予防接種の管理が簡単になります。次にいつ何の予防接種が必用かひと目で分かるので、受けられる予防接種を早めに受ける事が出来て助かっています。
みてね
写真共有アプリです。写真や動画を枚数は無制限に置けます。(無料ユーザーだと動画は1つあたり3分まで)
招待した人だけが見ることが出来るので、親族を招待して使っています。
月ごとに写真がまとまって、見やすくて好きです。それでも1ヶ月分の写真が沢山送り過ぎてちょっとスクロールが大変になっています。
これまでLINEのアルバムで親族に写真を共有していたのですが、いくつかのグループに分かれていてそれぞれに送るのが面倒だったのと、動画をアルバムに置けなかったのが不便だったのですが、それが解決して大変満足しています。
育児の他のエントリー
育休生活3ヶ月目4ヶ月目
育児楽し過ぎるので1年間育児休業します
2022年05月06日
第32回世界コンピュータ将棋選手権 Apery 参加記
第32回世界コンピュータ将棋選手権 に Apery で参加しました。
結果
一次予選 5勝2敗1分 5位通過
二次予選 4勝4敗1分 16位敗退
です。
感想
連続10回目の参加です。
1才の子の相手をしないといけないので、リモート参加です。
9年振りの一次予選からの参加で、一次予選敗退と予想してましたが、運良く二次予選に進出出来ました。
2日間も選手権出る事で外出が難しくなり、配偶者にとっては不満のようでした。
僕が選手権に参加し始めた頃は、幼子を家族に任せて選手権に参加する人を何人も見た気がします。
僕には到底真似出来ない凄い事だと改めて思いました。
リモート参加がなければ今回僕は参加出来なかったと思います。
話は変わりますが一次予選の前日まで親族と沖縄に行っていました。
人が多い所にはあまり行かずにのんびり過ごせて良かったです。
とはいえ育児はやはり大変ですが。
選手権があるので、僕の家族だけ1日早く、選手権前日に帰ってきたのですが、
選手権の準備をせずに寝てしまい、起きたら8時30分を過ぎていて、割と焦りました。
1年振りに使うAWSにはc6a.metalという高性能計算用サーバーがあって普通に使う事が出来て良かったです。無事準備も間に合いました。
いざ選手権が始まると、大会用Slackや対局サーバーとの接続の確認だけでもかなり疲れますし、同時に子の相手もしていると、参加者用Zoomに入る余裕はなく、他の参加者の方々と話す事は出来ませんでした。
Aperyはめぼしい改良はなかったですが、上位に通用しなくなってからも何度か参加する事で、他のプログラムの進歩をより感じて貰えれば良いなと思って参加を続けています。
昔はこちらが勝てたチームに負けるのも良いものです。痩せ我慢とかではなく本当に。
とりあえず連続10回参加して一次予選も参加して、そろそろ十分やったなという満足感があります。
他の参加者の方々とお話したり、もっと能動的に参加出来れば楽しいですし続けられそうなのですが。
優勝決定戦は見応えがありました。
優勝のdlshogi with HEROZは本当に強かったですね。おめでとうございます。
遂にディープラーニング系のチームが初優勝した事で、新たな時代に入った感がありますね。
2021年08月18日
育休生活3ヶ月目4ヶ月目
前回ブログの後、生後3ヶ月目と4ヶ月目を終えました。
取り敢えず簡単にでも記録を残そうと思います。
ミルク
生後2ヶ月過ぎ頃からミルクを全然飲まなくなってしまいました。
数週間に渡って、粉ミルクや哺乳瓶の乳首は色々な種類を買ってみましたし、温度も変えてみましたが、どれもダメで、無理にミルクを与えようとすると大泣きして嫌がる為、ミルクを与えるのはやめました。
搾母乳を冷凍・冷蔵しておき、後で哺乳瓶で与えてもほとんど飲まなかったので、哺乳瓶の乳首が嫌なのだろうと思います。かなり色々な哺乳瓶の乳首を試してはみたのですが…
意図せず母乳だけになってしまい、ミルクを飲んでいた頃よりも1日当たりの飲む量が減りました。
配偶者はその点を心配していましたが、特に問題なく育っています。
また、次第に母乳の生産量も増えて助かりました。
子の成長的には特に問題は無さそうですが、ミルクを飲まないという事は僕だけで長時間子の対応する事が出来ないという事で、配偶者の負担は増えてしまいました。
睡眠
最初の2ヶ月の睡眠は昼夜に関係なかったのですが、だんだん夜に多く寝るようになってきました。
そうなると子の世話は夜にやる事が少なく、昼間にやる事が多くなります。
子に合わせて親も夜に寝る必要が出てきました。
これは多くの家庭では喜ばしい事かも知れませんが、僕は夜に寝るのが非常に苦手で苦労しています。
夜中は僕、朝は配偶者が交代でワンオペをしていた時が一番楽でしたが、子の成長に合わせて変えていくしかありません。
僕が夜寝られなくて朝方寝てしまっていたり、寝不足で朝元気が無かったりと、うまくいかず午前中は特に配偶者に負担がいく事があります。
夜寝るというのは、僕にとってはとても苦手な事ではありますが、これが出来れば、働く時にもとても有効に作用するでしょうし、可能であれば会得したいスキルではあります。
まだ毎日きちんと夜寝られる訳ではありませんが、意識的に睡眠しようとして、少しは改善していると思います。これからも続けていきたいです。
と思ったら、ここ最近、子が夜中によく目が覚めて泣くようになっています。睡眠退行といってよくある事らしいです。
腰
僕の腰がとても悪化しました。最も酷い時はよろよろとしか動けず、だいぶ配偶者に負担を掛けました。
子の沐浴はずっと僕がやっていましたが、腰が悪い時は配偶者にやって貰う事にしました。
抱っこする時に出来るだけ背中を真っ直ぐ縦に保ったり、腰に負担が掛かる事を出来るだけ避けるようにして2週間くらいすると、だいぶ治ってきました。
今後も子の体重は増えますし、普段から腰に負担を掛けないように気を付けたいです。
全体の感想
最初の2ヶ月は自分でもかなり頑張れたと思いますが、次の2ヶ月はそれに比べると少し見劣りする働きでした。
とはいえ、子の世話自体は慣れもあり効率的に出来るようにはなりましたし、子の世話の授乳以外の全てのタスクは僕でも配偶者でもどちらでも出来るようにしているので、無理せず配偶者と分け合って過ごしていきたいです。
相変わらず育児は楽しいです。
そして仕事をする余裕は全然無いです。
育児の他のエントリー
1年の育児休業を終えて
育児楽し過ぎるので1年間育児休業します
2021年06月02日
育児楽し過ぎるので1年間育児休業します
2021年4月初旬に第1子が産まれたので、1年間育児休業する事にしました。
最後にもう少し感想をまとめますが、第1子が誕生して2ヶ月ほど経ち、僕が育児と家事に専念する事で、妊娠・出産の大役を果たした配偶者の負担を減らす事が出来て、とても良かったです。
育児や家事にも慣れてきたので、このタイミングで出産や育児に関して色々記録しておきたいと思います。
仕事
僕は会社員です。プログラマーです。
配偶者はフリーランスのデザイナーです。
育児休業とは
恥ずかしながら僕自身も、実際に育児休業を取得するまで詳しく知らなかったのですが、
基本的には、子が1才になるまで休業出来ます。休業中は、1ヶ月当たり305721円を上限として休業開始時賃金の67%(休業開始から6ヶ月経過後は228150円を上限として50%)が国から支給されます。これは非課税です。もともと収入が多い人は上限に引っ掛かってしまいますが、そうでなければ、手取りはそれほど減りません。
保育園に入れないなどの条件で2才まで延長出来たり、父母共に育児休業を取得する事で、1才2ヶ月まで育児休業が延長可能な「パパ・ママ育休プラス」など、制度の詳細が気になる場合は調べてもらった方が良いと思います。
親2人共同時に取得可能です。
国の制度なので、会社に育児休業に関する制度が無くても取得可能です。
育児休業の期間をどうするか
育児がどれだけの負担になるのか、やってみるまで分からない部分もあり、子や配偶者の心身を健康に保つ事が当面の最優先事項だと考えたので、最長の1才になるまでの期間、育児休業する事にしました。
配偶者がフリーランスで(実際仕事は休んでいますが)育児休業が無いので、1才2ヶ月まで育休延長出来る制度である「パパ・ママ育休プラス」は使えないと解釈しています。可能なら使いたかったです。
有給休暇消化
僕の有給休暇がとても余っていて、出産予定日の3週間ほど前から有給休暇を消化することにしました。
結果的に有給休暇消化し始めた途端に予定より早く子が産まれたのですが、先に休んでいたので、仕事の引き継ぎなどを考える必要がなくて良かったです。
産院
計画無痛分娩が可能な産院から選びました。
配偶者は実際に出産するのですから身体的にも精神的にも負担は非常に大きいです。
出産は人生においてそんなに多くない経験ですし、費用を抑える事はあまり考えない事にして、出来るだけ配偶者がケアされそうな産院を選びました。
計画無痛分娩とは分娩の日を事前に決めて入院し、陣痛促進剤で麻酔を使って痛みを軽減して分娩する方法です。
痛みが全くない訳ではないらしいです。また、分娩予定の日より先に陣痛が起きた場合は、お産の進み具合によっては無痛分娩が出来なくなる場合があるらしいです。
計画無痛分娩の費用は病院によって異なりますが、今回選択した産院では自然分娩に20万円プラスする事で計画無痛分娩が可能でした。
結果的に予定より早く産まれた以外は特に問題も無く、痛みもあまり感じずに出産出来たようです。
その際の入院や分娩の費用は130万円ほどでした。
出産育児一時金が42万円あり、分娩費用から引かれていたので、実際の支払いは90万円弱でした。
出産育児付加金は配偶者の国民健康保険には無いようでした。
(僕の入っている関東ITソフトウェア健康保険組合には出産育児付加金があり、出産する本人が加入していれば9万円が支給されるようですが、配偶者は扶養家族に入っていないので、9万円は支給されないようです。)
分娩費用は平均よりかなり高いですが、配偶者がとても満足していたので良かったです。
僕と配偶者は結婚式や披露宴もしていなかったですが、その代わりと言ってはなんですが、出産にお金を使うというのは結構良かったんじゃないかと思います。
出産
出産予定日の3週間ほど前、僕も休みに入って、配偶者と明日から出産と育児の準備を頑張ろうと思っていた日の深夜に配偶者が破水しました。
陣痛タクシーというものもありますが、急だったので取り敢えずタクシー会社に電話して、破水したので産院に行きたい事を伝え、自宅まで来て貰いました。
産院に着くまで特に陣痛は無く、産院に着いてから、翌日に出産する計画となり、麻酔や陣痛促進剤を使って無痛分娩する事が出来、痛みも軽い陣痛は感じたようですが、かなり軽減出来てよかったです。
お産自体は3時間程度、分娩台に上がってから1時間半程度産まれ、安産なのも良かったです。
個人的に、配偶者が特別立ち会いを求めないのであれば、出産の邪魔になるだけなので立ち会いは不要という考えがあったので、僕は出産に立ち会う事はしませんでした。
コロナ対策で立ち会い出産が出来ない産院もありますが、僕らの場合は一応30分だけ立ち会う事は可能でした。
その30分の間に産まれる可能性は低いだろうと思いますし、立ち会いを是非したいと考える人達には気の毒な状況だと思いました。
ちなみに出産後12時間以内に30分だけ、夫だけが面会出来るという事だったので、配偶者と子に会ってきました。
30分だけでも面会出来てとても良かったです。
母乳
非常に個人差が大きいですが、配偶者は割と母乳が出ています。
出産後しばらくは母乳はあまり量が出ないのでミルクを与える事が多くなりますが、現在は母乳とミルクの割合は半々か、母乳が少し多いかという所です。
母乳は適度に出さないと胸が張って痛くなるようですし、出した後はしばらく出なくなります。需要と供給が一致しない事があるので、たまに搾乳する事にしています。
搾乳器は、手動式と電動式があります。
電動式には、両方の乳房を同時に搾乳出来るタイプと片方だけのタイプがあります。
取り敢えず電動で片方だけ搾乳するタイプである「ピジョン母乳アシスト さく乳器 電動handy fit(ハンディフィット)」を買いました。他のタイプは使った事はないですが、これで正解だったように思います。
電動は楽ですし、両乳房同時に搾乳するのに比べて簡単で、部品が少なくて洗浄が楽なのが理由です。
授乳前後には体重を測る事で、どれだけ飲んだかが分かります。
タニタの「nometa」という専用の体重計を買いました。前回の体重を記憶しておいてくれるので、授乳前後に体重計測すれば、授乳量を表示してくれるので、自分で計算する必要がありません。とても重宝しています。
ミルク
栄養的にはどれでも良いように思いますが、雪印メグミルクの「ぴゅあ」というのが安かったのと、あまり甘くないという事で、これにしています。
もし飲まなかったら、色々なミルクを試してみる価値はありそうに思います。味見してみると分かるのですが、それぞれかなり味に違いがあります。
哺乳瓶はガラスとプラスチック両方を買いましたが、ガラスの方が熱伝導率が高いので、熱湯でミルクを作った後に流水で素早く冷やせるので気に入っています。
とはいえミルクを作る時間の短縮は課題に感じています。子の泣いている時間を出来るだけ短く出来ないと、夜中に配偶者を起こさずにミルクをあげる事が出来ません。
泣き出す前にミルクを作っておく場合もありますが、予想が外れて泣き出さずによく眠っていた場合は、保存も出来ないので捨てる事になります。
ミルク作成時、粉ミルクをさじで何杯すくったか数えるのが苦手です。100ml作るには5杯分すくわなければなりませんが、3杯目以上を数えるのは不安になります。
たまに数えている数字が分からなくなるのですが、哺乳瓶の空の状態の重さを知っていれば、調理用のスケールを使って1杯2.6gなので何杯目か分かります。
いつも最初から哺乳瓶をスケールに乗せながらミルク作成した方が良いかも知れません。
あと液体ミルクもたまに使います。まだ外でミルクを与えた事はないのですが、その際は液体ミルクが楽なので、味に慣れさせておく為に使っています。家の中でも、とにかく急ぎでミルクを作りたい場合に重宝します。
液体ミルクは常温で保管して、哺乳瓶に入れたら暖めずに常温のまま飲ませています。
缶と紙パックのタイプがありますが、「アイクレオ 赤ちゃんミルク 125ml【液体ミルク】」が紙パックで量が丁度良くて気に入っています。
哺乳瓶の洗浄には、プラスチック用とガラス用のどちらの哺乳瓶にも使えると書いてあるスポンジで、哺乳瓶用の洗剤で洗浄後、専用の容器に少量の水と一緒に入れて、電子レンジで500W5分加熱で消毒しています。
薬品による消毒もありますが、電子レンジの方が楽だと思います。
専用容器はPigeonの物とCombiの物両方を買ってみましたが、個人的にはPigeonの物の方が水がこぼれにくくて使いやすく感じています。容器には哺乳瓶は3本しか入りませんが、哺乳瓶は4本使っているので、両方の容器を使っています。
母乳とミルクしか与えないのに育つので、「この粉が血、肉、骨になるのか」とミルクを作りながら不思議な気持ちになりました。
ベビーベッド
KATOJIの「ミニベビーベッド[ハイポジション]アーチ(ナチュラル/ホワイト)[スノコ床板][床板4段階調節][収納板付き]」というのにしました。
60cm✕90cmのミニサイズにしたのは、最初はこれでも十分な広さである事と、
今住んでいる部屋が狭いので、今後引っ越した時にベビーベッドは買い替えても良いと思って、今最も使い易そうな物を選びました。
これは高さがあって腰に負担が掛かりにくくて、とても気に入っています。ベッドの高さは何段開か調整可能ですが、最も高い位置にしています。
とはいえ僕と配偶者は身長が35cm程違うので、2人共が使い易い高さというのはそもそも無いのですが。
高さがある為、もしも柵を上げ忘れて子が落下したらかなり危険です。
新生児期の寝ていてもほとんど動かない時期に一度柵を上げ忘れた事があり、とても反省しました。
対策として、気を付けるという最悪な対処をしたのですが、加えて、柵を下げた状態で色々な事をしないようにしました。
例えばオムツ替えの為に柵を下げたとして、オムツやおしり拭きなどが足りなくなって取りに行きたくなったら、取り敢えず柵を上げます。柵を下げた状態であれこれ考えたりすると上げ忘れそうで怖いです。
柵が下がった状態で放置されていないかセンサーで判定する事も検討しましたが、
子をベビーベッドから取り出した時やオムツ替えの際には、柵は下がった状態になっていて欲しいですし、
うまい具合に危険な状態を判定するのは簡単では無さそうで導入できていません。
ラズパイで画像認識とかすれば良いんでしょうか?
何度も柵を上げ忘れてしまう場合は、出来るだけ早くベビーベッドを買い直した方が良いと思います。重大な事故に繋がるので、勿体無くはないと思います。
ベビーベッドの下段には無印良品のポリプロピレンの収納ケース(幅34cm, 奥行き44.5cm, 高さ24cm)を2つ入れて、収納スペースの開閉用の柵は邪魔なので内側に畳んで収納ケースの上に置いて、ずっと開いた状態にしています。(写真がないと分かりにくいですね。子の安全には全く影響ない部分です)
収納ケースにはそれぞれ、衣類と衣類以外(タオルなど)で分けています。
あと、子は2500g弱で産まれて小さく、呼吸も小さくて分かりにくく、生きているか一瞬では分からない事が多かったです。
そのため、「Babysense Home」を買いました。
これはベビーベッドにセットして、子の脈拍等に以上があるとアラームが鳴るものです。
他の製品もあり、オムツにセットするタイプの物などもありましたが、付け替えが面倒そうなので、ベビーベッドにセットするタイプにしました。産院でも同じ物を使っていたのもあります。
まだ子が異常状態になった事がありませんが、スイッチを切らないまま子をベビーベッドから持ち上げると、アラームがなる事は確認出来ます。
3万円ほどして決して安くは無いですし、これがあって良かったと言える事態は起きていないし起きない方が良いのですが、配偶者はこれがある事で安心するようなので、買って良かったと思います。
どうせなら睡眠状態かどうかなども把握出来るような物が良いなとも思いました。
オムツ替え
オムツは色々使ってみました。付けやすさ、漏れにくさ、多少の違いがあるように思います。
うちはムーニーに落ち着きました。
オムツ替えの際、かぶれ防止の為に、股やお尻全体にワセリンを塗っています。ワセリンはドラッグストアで800gくらい入った安いのを買って、お尻用とそれ以外用の2つの小分けのケースに入れてから使っています。
あと、お尻拭きは大量に必要です。いくらあっても困りません。
お尻拭きは、片手でも1枚だけ取り出すのが簡単かどうかや、厚さ、水分量など、違いがあります。
まだ色々試している段階ですが、今の所、ユニチャームの「ムーニー おしりふき やわらか素材」がなかなか使い易かったです。
オムツを捨てる際には、「おむつが臭わない袋」に入れて、結んでから捨てています。
今の所母乳とミルクしか飲んでいないので、便の匂いはもとから強くありませんが、全く匂いが漏れたりはしていません。
ゴミ箱として、「NIOI-POI」というオムツ専用のゴミ箱を使ってみた所、とても使い勝手は良いのですが、容量的にすぐ一杯になってしまうのと、専用のゴミ袋のカートリッジが少し高いのが気になり、今は足踏みで蓋を開けられるタイプの45Lの普通のゴミ箱に捨てています。
オムツ替えは区のパパママ育児教室で1回だけ練習しました。コロナ対策で配偶者と一緒に行く事は出来ませんでした。
結局僕は行きましたが、配偶者は妊娠中の移動が大変なのもあり、行きませんでした。
それでも配偶者は産院で退院までの間に何度か体験しているので、最初は明らかに配偶者の方が上手にオムツ替えを出来ていました。
人形相手の練習だと便は飛んで来ないし、暴れないので、最初は実際に子のオムツ替えをしていて難しいと感じました。また、付け方が悪くて最初はよく便が漏れてしまいました。
それでも1日で10回程度オムツ替えの機会があるので、すぐに慣れる事が出来ました。
ただし、いくら慣れても、オムツ替えの最中にお尻を拭く為に持ち上げた時に、便を噴射されると思いの外遠くまで便が飛んでなかなか大変です。でもそれも含めて楽しめるのは2人で育児している余裕からかなと思います。
沐浴
普通の新生児用のベビーバス「永和 HG-050」を買いました。
大きな不満なく使えていますが、産まれたばかりの新生児に使うにはサイズが合っていないようにも思いました。
網に入れた石鹸を手に付けて、手で子の体を洗っています。手で洗っているので僕自身の爪は頻繁に切るようにしています。
首、股、脇、掌に垢が溜まりやすいです。
沐浴後はローションやワセリンを塗っています。ワセリンは全身塗って大丈夫らしいので、首など発疹が出易い所に沢山塗っています。
提出物
4月初旬に産まれ、退院してしばらくして、提出する書類があります。そうです。確定申告です。
予定より早く産まれた為に確定申告が終わっておらず、不慣れな子育てと同時の確定申告で特に配偶者はグロッキーになりながら何とか間に合わせたようです。
確定申告は早めにしましょう。
勿論出生届も大切です。生後2週間以内に提出が必要なので、ゆっくり名前を考えて提出しました。
保健師さんの家庭訪問
生後3週間程度の時に、保健師さんの家庭訪問を受けました。費用は無料でした。
オムツ替えや体重測定などの指導をして頂いたり、育児相談にのって頂けたりします。
産後鬱の危険が無いかなどチェックシートなども(配偶者が)やりました。
コロナ禍でも家まで来て頂いて色々見てもらえるのは、1人で育児している人には特に心強いものだと思います。
鬱のチェックシートなどは、父親には特にありませんでしたが、家庭によっては父親が頑張り過ぎて潰れかける事もあると思いますので、母子の状態だけでなく父の状態も一緒にチェックしてくれるとより良いなと思いました。
分担
退院後1ヶ月程度は、配偶者は体の無理が利かないので、配偶者には授乳と子の世話の一部を担当して貰い、残りの子の世話と家事と役所関連などは僕がやりました。
この期間は育児自体にも不慣れで1つ1つの作業に時間が掛かりますし、どうやると良いか考えながらやらなければいけないので大変です。
睡眠不足と疲れはかなり厳しかったですが、家事はほぼ全部自分でやる代わりに、自分で順序などは計画し、服を畳む事など、サボっても生きられる作業はサボる事で、なんとか家事をこなす事が出来ました。また、徐々に疲弊していく中、育児に関しても徐々に個々の作業に慣れて効率的になったので、なんとか大丈夫でした。
配偶者の分担は極力減らしても、無理が利かないのと、母乳だとミルクより長時間吸っている事も多く、それだけでも大変なようでした。
退院後1ヶ月ほどして、徐々に配偶者も回復してきて、少しずつ家事や育児を分担出来るようになりました。
新生児は長くても3時間程度でお腹が空いて泣くので、夜中も対応が必要です。基本的に僕が夜中を担当して、朝から昼にかけて配偶者に対応して貰うようにしています。
3時間周期できちんとミルクを飲んで寝てくれるなら楽だし、その間親も寝られるのですが、ミルクは飲まない時は飲まなくて、その場合は落ち着かせて10分経ったらまた泣き出したりして、場合によってはずっと対応し続ける事もあるので、うちは2人いるので大抵はどちらかが対応可能ですが、リソースが足りない場合は、子が健康上問題無さそうなら、泣かせたまま親が休憩しても全然悪くないと思います。
移動
健診の為に産院に何度か通う必要があります。
自動車を所持していない為、他の選択肢としては、
- 公共交通機関
- レンタカー
- タクシー
になります。
公共交通機関は安いですが、コロナ感染リスクが比較的高い点、産後の経過も見る為、母親が行く事が望ましいですが、体の無理が利かない点を考えると他の選択肢が良くて、
レンタカーを使う場合は、チャイルドシートを買っておいて乗車前に付ける必要があるのと、体の無理が利かないので運転も難しいので、僕が運転する事になりますが、僕はペーパードライバーであり、危険なので一生運転したくない為、選択肢から外れます。
という事でタクシーを利用します。日の丸交通の「子育てタクシー」に登録してよく使っています。
他のタクシー会社でも似たようなサービスがあり、大きな違いは無さそうに思います。
チャイルドシートが付いたタクシーを予約出来ます。
健診の間は産院の近くで待機して頂いて、自宅まで往復して頂くよう予約時に伝えています。
健診の間の待機中も料金が掛かってしまいますが、これ以上良い方法は思いついていません。
アプリ
「トツキトオカ」は妊娠中の胎児や妊婦の事を博識な赤ちゃんが教えてくれるアプリです。夫婦で日記の共有なども出来ます。また、現在妊娠何周目かひと目で分かります。博識な赤ちゃんに知らないことを教えて貰えて良かったです。
「ぴよログ」は必需アプリと感じます。ミルクの量や排泄の回数など、様々な記録が取れます。複数端末で同期出来ます。
「nohana」紙の写真集を作って送れるアプリです。僕の60代の母親は携帯電話やPCが使えず、写真データを見せる事が難しいので、このアプリで写真集を作って送るのが丁度良いです。
これも良いですが、なんと遂に僕の母親が携帯電話とタブレットを購入したそうです。これで写真データを送れます。孫の力は凄いです。
感想
新生児、乳児期の育児という貴重な時間を夫婦2人で共有出来る事に非常に満足しています。
夫婦共に大変でも楽しく育児が出来ています。
この前も平日の昼間にベビーカーに子を乗せて3人で近所の散歩をしました。とても良かったです。
逆に片方が仕事で育児が出来ない状況というのをまだ想像出来ていないです。
2人で育児に専念しても、決して楽ではありません。
配偶者はフリーランスの為、出来れば早期に仕事に復帰したいようで、それも含めて僕が長期の育児休業をするのは良い判断だと思っています。
夫が育児休業をする事について、産院の看護師さんや近所の八百屋さんなど、色んな人がとても褒めてくれます。
自分にとっては当然の選択でも、それだけ少数派な選択だからなのだと感じます。
色々な人が褒めてくれるからといって、育児休業する事が絶対に良いという事ではないと思います。
経済的な理由が多いと思いますが、夫は早期に仕事に復帰するという選択をする家庭もありますし、そこに優劣は無いと思います。
ただ、育児休業を取りたいのに会社の雰囲気的に取りにくいという場合は、配偶者を助ける為にも頑張って育児休業を取るというのは良い事だと思います。頑張る価値があると僕は思います。
これが育児休業をするかどうかの選択や、育児休業する際の参考になれば幸いです。
育児の他のエントリー
2021年02月12日
Rustで大きな構造体を確保する際のスタックオーバーフローを回避する方法
Rust では大きな構造体や配列を確保する時、少し工夫が必要です。
例えば以下のコードをデバッグモードでコンパイルすると、実行時にエラーになります。
fn main() { let _a = [1_i8; 100_000_000]; }
cargo run
Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.00s
Running `target/debug/sample`
thread 'main' has overflowed its stack
fatal runtime error: stack overflow
中止 (コアダンプ)
これがスタックオーバーフローです。
プログラムは実行時に最初に一定の大きさのスタックを確保します。
Rust では 2MB 確保されます。
(C++ などでは OS やコンパイラ毎にデフォルト値が設定されていて、リンク時に設定する事でスタックのサイズを変更する事が出来ます。)
スタックはプログラムの動作中、変数を確保した時などに消費され、
変数がスコープを抜けた時に開放されます。
プログラム全体でサイズが決まっていて不便ですが、スタックの消費と解放は、単にスタックのポインタを変更するだけなので、非常に高速に動作します。
プログラム中に大きなデータを確保するには、ヒープを利用すると良いです。
ヒープは基本的にプログラムが動作する環境のメモリに空きがあるだけ使えます。
先程のサンプルをヒープを使ったプログラムに直すには、丁度 Vec を使えば良いです。
fn main() { let _a = vec![1_i8; 100_000_000]; }
簡単ですね。
もう少し複雑な例として、配列を持った struct が入れ子になった場合を考えます。
最初のコード (スタックオーバーフローする)
const N: usize = 512; #[derive(Debug, Clone, Copy)] struct X<T: Copy>([T; N]); impl<T: Copy> X<T> { fn new(item: T) -> Self { Self([item; N]) } } type A = X<i8>; type B = X<A>; type C = X<B>; fn main() { let _c = C::new(B::new(A::new(1))); }
- A は i8 を 512 個持つので、512 bytes
- B は A を 512 個持つので、512 * 512 = 262144 bytes
- C は B を 512 個持つので、512 * 512 * 512 = 134217728 bytes
であり、C をスタックに確保するとスタックオーバーフローになります。
フィールドを配列から Vec に変更する方法
これを Vec を使う事でスタックオーバーフローを回避するように変更します。
const N: usize = 512; #[derive(Debug, Clone)] struct X<T: Clone>(Vec<T>); impl<T: Clone> X<T> { fn new(item: T) -> Self { Self(vec![item; N]) } } type A = X<i8>; type B = X<A>; type C = X<B>; fn main() { let _c = C::new(B::new(A::new(1))); }
Vec に変更した事で、要求する trait 境界が Copy から Clone になりましたが、少ない変更でスタックオーバーフローを回避できました。
このように配列を Vec に変更する事で全てが解決すれば良いのですが、
複数の小さい Vec の集まりは、順にアクセスする際にキャッシュヒットしにくく、アクセス速度の低下に繋がります。
ボトルネックでない箇所であれば問題ありませんが、常にそうとは限らないので、Vec に変更しないで配列のままスタックオーバーフローを回避する方法も知っておきたいです。
Box::new() を使う方法
const N: usize = 512; #[derive(Debug, Clone, Copy)] struct X<T: Copy>([T; N]); impl<T: Copy> X<T> { fn new(item: T) -> Self { Self([item; N]) } } type A = X<i8>; type B = X<A>; type C = X<B>; fn main() { let _c = Box::new(C::new(B::new(A::new(1)))); }
Box::new() は引数のデータをヒープに確保します。
しかしながら、これはスタックオーバーフローになってしまいます。
理由は、Box::new() に引数として渡す C::new(B::new(A::new(1))) が一時的にスタックに確保されるためです。
これが出来れば全く苦労はしないのですが、もう少し工夫する必要があります。
Box::new_uninit() を使う方法
#![feature(new_uninit)] const N: usize = 512; #[derive(Debug, Clone, Copy)] struct X<T: Copy>([T; N]); impl<T: Copy> X<T> { fn new(item: T) -> Self { Self([item; N]) } } type A = X<i8>; type B = X<A>; type C = X<B>; fn main() { let _c = { // Box::new_uninit() is a nightly-only API. let mut c = Box::<C>::new_uninit(); unsafe { let c_ptr = c.as_mut_ptr(); for b in &mut (*c_ptr).0 { for a in &mut b.0 { *a = A::new(1); } } c.assume_init() } }; }
これは nightly コンパイラで、
#![allow(unused)] #![feature(new_uninit)] fn main() { }
を付ける事で使用することが出来ます。
#![allow(unused)] fn main() { let mut c = Box::<C>::new_uninit(); }
C を未初期化でヒープに領域を確保した後、ポインタ経由で値を設定していきます。
この方法では C::new() が使えない為、C よりも複雑な初期化を行う型では、値を設定する所で間違わないようにする必要があります。
ポインタにヒープ領域を確保してBoxで返す方法
const N: usize = 512; #[derive(Debug, Clone, Copy)] struct X<T: Copy>([T; N]); impl<T: Copy> X<T> { fn new(item: T) -> Self { Self([item; N]) } } type A = X<i8>; type B = X<A>; type C = X<B>; fn main() { let _c = unsafe { let c_ptr = std::alloc::alloc(std::alloc::Layout::new::<C>()) as *mut C; for b in &mut (*c_ptr).0 { for a in &mut b.0 { *a = A::new(1); } } Box::from_raw(c_ptr) }; }
ポインタに未初期化のヒープ領域を確保し、値を設定していきます。
これは stable コンパイラで使用出来ます。
Box::new_uninit() を使う時と同様に、この方法では C::new() が使えない為、C よりも複雑な初期化を行う型では、値を設定する所で間違わないようにする必要があります。
大きなスタックのスレッドを生成する方法
const N: usize = 512; #[derive(Debug, Clone, Copy)] struct X<T: Copy>([T; N]); impl<T: Copy> X<T> { fn new(item: T) -> Self { Self([item; N]) } } type A = X<i8>; type B = X<A>; type C = X<B>; fn main() { const STACK_SIZE: usize = 512 * 1024 * 1024; let _c = std::thread::Builder::new() .stack_size(STACK_SIZE) .spawn(|| Box::new(C::new(B::new(A::new(1))))) .unwrap() .join() .unwrap(); }
Rust ではプログラム実行時のスタックサイズは 2MB (変更可能かはちょっと知らないです。)ですが、
生成するスレッドのスタックサイズは自由に決められます。
このコードでは Box<C> を返したら即座にスレッドを終了しています。
C の領域確保にスレッド生成と破棄の時間を掛けて良いなら、これで良いでしょう。
しかし、次の例の様にプログラム全体を大きなスタックのスレッドで動かせば、
他の部分を特に変更する事無く、C の領域確保を含めプログラム全体が問題なく動作します。
プログラム全体を大きなスタックのスレッドで動作させる方法
const N: usize = 512; #[derive(Debug, Clone, Copy)] struct X<T: Copy>([T; N]); impl<T: Copy> X<T> { fn new(item: T) -> Self { Self([item; N]) } } type A = X<i8>; type B = X<A>; type C = X<B>; fn sub_main() { let _c = C::new(B::new(A::new(1))); let _c = Box::new(C::new(B::new(A::new(1)))); } fn main() { const STACK_SIZE: usize = 512 * 1024 * 1024; std::thread::Builder::new() .stack_size(STACK_SIZE) .spawn(sub_main) .unwrap() .join() .unwrap(); }
ここでは main 関数で大きなスタックのスレッドを生成し、その中で実質的にプログラムを記述します。
スタックサイズさえ大きければ、最初に例に出した単に C::new() を呼ぶ方法が使えるようになります。
もちろん Box を使っても大丈夫です。
これが一番手軽な方法と言えるかも知れませんが、ライブラリを書く際には使えない事と、
プログラム開始直後に大きなスタックサイズの分だけメモリを消費する事だけ注意して下さい。
まとめ
- 基本的には main 関数で大きなスタックのスレッドを生成すれば良い。
- それが出来ない時、ポインタを使ったヒープ領域の確保も有効。
- ポインタを使ったヒープ領域の確保では、確保した変数に値を設定する所を間違わないようにしなければならない。
他にも良い方法があれば、サンプルコードのリポジトリの issue 等で教えて頂けると助かります。